新入社員からずっと社内での事務業務の設計や企画をしており、今後も企画や運用を決める、バックオフィスでのキャリアを築いていくものだと思っておりましが、今年の4月から営業部に異動になりました。
異動の理由は、「営業に向いてそうだからっ!」って理由だけです。その時はお偉いさんの言葉ってなんて恐ろしいものかと恐怖しました。
これまで営業での経歴なんて全く考えていなかったため、営業の知識は殆どありませんでしたし、丁寧に教えてもらえるなんてことはありえないので、とりあえずは知識だけはつけておこうと思い様々な書籍を読みました。
今回は節約とは直接関係ありませんが、営業に異動になり、私が読んだ本のまとめと簡単な書評をお伝えします。
同じ境遇になった方やこれから営業職を行う方に参考になりますよ。
※オススメ度は私の所感です
営業の初歩・基礎知識
営業の教科書
営業の考え方や社会人としての基本的考え方がまとめてられている本です。社会人としては当たり前の内容が多く書かれていますが、営業としての考え方や動き方は参考になりました。
初めて営業する方や新卒で営業を経験する方には非常に参考になります。
オススメ度:★★☆☆☆
仕事がデキると言われている人が必ずおさえている新規開拓営業の鉄則
営業の心得、見込み客創出からアフターフォローまでの一通りの説明がされています。
とくに営業をやっていなかった人には新規顧客開拓やクロージングのイメージが湧かない人(私も含め)が多いと思いますので、読んで損はありません。
オススメ度:★★★☆☆
ソリューション営業の基本戦略
法人相手への提案解決型営業の本です。法人営業特有の商談の進め方や決済者の押さえ方、顧客の悩みを理解し提案する方法が書かれています。私の部署でもまさにこの本に書かれているとおりに動いていますので、とても参考になりました。
特にパイプラインでの営業管理手法やチーム営業に関する事も書かれていますので、新人営業マンはもちろん、営業部の管理職になった方は絶対読んだほうが良い書籍です。
オススメ度:★★★★★
ロジカル・セリング―最強の法人営業
法人相手への提案をメインに書かれています。論理的思考を徹底的に活用し、顧客の悩みを紐解き提案書の形にするまでの流れが解説されており、非常に参考になります。
複数企業を例にどのように顧客に提案を行っていくかが解説されいるため、業務がイメージしやすくなります。
実際、営業に異動になってすぐに売上が数十億のプロジェクトチームに参加して提案を行っていましたが、紹介した書籍に記載されている順序で他メンバーも提案内容・フェーズを考えており、実際の業務にかなり則しています。
オススメ度:★★★★★
マーケティングの基礎知識
コトラーのマーケティング・コンセプト
営業をやるなら最低限のマーケティングを学んでおこうと考え、マーケティングの学習も行いました。
こちらの本はコトラーのマーケティング論を簡潔にまとめられています。用語毎に解説がされており、辞書的な扱いで読むことが出来ていいんじゃないんでしょうか。
一般でよく言われているマーケティング用語を理解することができるので、辞書代わりに持っておくことをおすすめします。
オススメ度:★★★☆☆
実戦マーケティング戦略
実業務に適合するように書かれているマーケティング書籍です。
マーケティング分析の際に使用される「SWOT分析・3C・7S」などのフレームワークを用いず、著者オリジナルのフレームワーク「ピラミッドツール」を用いてマーケティング実施の解説がされています。
マーケティング立案から分析まで詳細に書かれていますので、非常におすすめです。
私もマーケティング立案の際はこちらの書籍を参考にして行っています。
オススメ度:★★★★★
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
うーん。マーケティングというより、販売のテクニック集でした。セールスライターやWEBマーケターにはいいんじゃないんでしょうか。
Amazonのレビューは高かったですが、私の仕事では上手く行かせないです。
オススメ度:★☆☆☆☆
顧客との交渉・コミュニケーション
【ビジュアル解説】交渉学入門
交渉力を向上させるための正しい考え方、その場で完了する交渉ではなく、対企業等の長期的交渉を想定した段階的交渉方法が解説されています。
段階的交渉法などは学べる機会が少ないですので、この本で知識をつけて即戦力になれるようにしましょう。
こちらの利益だけではなく、相手の利益を考えながらも有利に交渉を展開していくための知識が身につきます。
一方的な交渉は未来の利益にはつながらないので気をつけましょう。
オススメ度:★★★★☆
プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中―「決まる!」7つの交渉術
この本は3年前に購入しましたが、営業異動後3回も読んでいます。
行動経済学や心理学を基に交渉の方法が解説されております。非常にわかりやすく、即実戦にも活かせます。この書籍を読んでからは、相手が私に交渉術を使っているなとすぐに分かるようになりますよ。
普段の生活にも活用できます。かなりの名著ですので読んでみてください。
オススメ度:★★★★★
人を動かす 新装版
初出版から約80年。自己啓発本の原点と言われている本です。人とのコミュニケーションを円滑にするための各種HOW TOが解説されています。
内容は非常にいいと思います。しかし、この本に書かれている通りに実施したらただの「いい人」で終わってしまいそうなので程々にします。
オススメ度:★★★★☆
一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか? 一流のこだわりシリーズ
人との関係性を築き・深めるための手法が解説されています。雑談を積極的に仕掛けていくことで、新たな仕事を獲得していくことを主に置かれて書かれています。
参考になることは多いですが、そもそもコミュニケーション能力が高い人だからこそ活用できる内容です。
私が活用できているかはご想像におまかせします!
オススメ度:★★☆☆☆
プレゼン・資料作成
プロフェッショナルプレゼン。相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。
プレゼンとは何か!?との本質が書かれています。これを読むことでプレゼンのスキルが上がるわけでないですが、考え方を身につけられます。
オススメ度:★★★☆☆
外資系コンサルが実践する資料作成の基本
もともと資料作りは頻繁に行ってましたが、新たな本を読みたくなって買ってみた本です。
スケルトン→ドラフト→フィックスの流れで資料を作成して効率よく完成度が高い作成方法を解説しています。初めて資料作成する方や見直したい方にはぜひとも読んでいただきたいです。
オススメ度:★★★★☆
ちなみに下記本は私が務めている会社の人間の大多数が読んでいます。外資系が書籍の冠についているだけあって、みんな読んでいるのかもしれません。もちろん私も熟読してます。
書籍は紙で読むのもいいですが、Kindleで読むと便利かつ安く本を買えますよ
紙の本だと家に置く場所にも困りますし、新品の本を買うと定価でかわなければならず、家計にも負荷がかかります。
私も常に読書しており本の数が多くなってしまい、本の保管にも困っていました。これ以上本を置ける場所がなくなったため、2年前にKindle HDX7を購入して、それ以降は電子書籍を購入しています。
今年の4月にKindle Paperwhiteを購入しました。製品の重量は本より軽い205グラムなので、バックに入れても重くなく、寝転がりながら読書しても手がつかれません。読みたい時に読みたい本がKindleで読めます。
おかげで読書がとても便利になりました。しかも、Kindleのディスプレイは電子ペーパー作られているため、バッテリーの消耗もかなり少なく、目の疲労もなくなったので非常にありがたい商品です。
Amazon Kindleストアで電子書籍を購入すると定価から2割引で本を買える上に、割引から20%もポイントが付与され、約4割引きで本を購入できるので、紙の書籍を購入するより経済的です。
フルカラーの電子書籍の場合はKindle fireで読んでください。Kindle Paperwhiteはフルカラー対応していません。
Kindleを購入する場合はプライム会員に入会したほうがお得です
もしKindleを購入することを検討されている場合はAmazon プライムに入会した方がいいです。
プライム会員は年会費4,000円ほどかかりますが、Kindleの購入の際にプライム会員限定で4,000円引きクーポンが使えますので年会費分はすぐに取り戻せます。
しかも、Kindleオーナーライブラリのサービスが有り、1ヶ月に1冊3000種類の本の中から好きな本が無料で読めます。
その他amazonビデオが無料で見れたり、プライムフォトではクラウド上へ写真などを無料で無制限に保存が出来るなど、様々な特典を受け取れます。もちろん私もAmazon プライム会員です。かなり活用してます。
まとめ
営業に異動になりそろそろ4ヶ月ですが、未だ学ぶことばかりです。本で知識をつけていくことも大切ですが、やはり経験で学べることのほうが多いです。
営業職という全く考えていなかったレールの上を走っていますが、それとなく楽しく仕事出来ています。
今日ご紹介した本やKindleを活用していき、更に仕事を出来るようにしていきましょう。仕事の調子がいいとプライベートでもなんだか上手く行けるような気がしますよ。